イギリスとニュージーランドは朝がゆっくり,フィンランドは午後がゆっくり。日本は??

「日本の学校と違う!」

出欠確認から子どもが下校するまでの時間

  • イギリスの小学校→9:05~3:15
  • ニュージーランドの小学校→9:00~3:00
  • フィンランドの小中学校→8:00~2:00
  • 日本の小学校→8:00~3:15前後

子どもが学校にいる時間が日本だけ長い!

私がボランティアをした海外の学校は上記のようなタイムスケジュールでした。イギリスとニュージーランドの子どもが登校するのは大体8:40くらいで,日本からすると1時間くらい遅いので,「朝がゆっくりでいいなぁ」と感じました。先生達は7時台から来ている人もいれば,8時半ごろに来る先生も居ました。7時台から学校に居て仕事をするのは日本の先生も同じですが,子どもが早くて7時半頃から教室に居て仕事をするのと,子どもが誰も居ない状態で仕事をするのは全然違いますよね。

フィンランドは午後2時に授業が終わり,先生達も自分の仕事がなければさっさと帰るので「こんなに早く帰れたら市役所も銀行も余裕で行ける!羨ましい!」と思いました。

イギリスの学校には朝食クラブがありました。保護者が仕事の関係などで,子どもにもっと早く学校に行ってほしいという場合は,学校の食堂で8:40まで朝ご飯を食べたり,遊んだりしていました。朝食クラブは常時2~3名のスクールスタッフが見守りをしていました。この人たちは教員ではありません。朝食クラブで子どもの面倒を見て欲しければ保護者がお金を払いますが,国からの補助金も出ているそうです。国としても大人には仕事に行ってバリバリと働いてほしいので,このような朝食クラブにお金を出しているそうです。よい税金の使い道だなぁと思いました。スタッフの一人は「どの学校にも朝食クラブがあるわけではないので,もっと増えるといい」と話してくれました。

イギリスの学校の先生は子どもが帰った後,授業の用意や会議などをして帰るのは4時半から5時くらい,遅くて6時頃の印象でした。ニュージーランドの学校の先生は3時に子どもが帰って,そのあと授業の用意や会議などをして4時半くらいに帰っていました。でも帰りたかったら3時台でも帰ってよいそうです。

フィンランドの学校は午後にゆっくりした時が流れていました。中学校も部活動はありません(個人で習い事をしている人はいます)。先生達も3時くらいにはほとんどの人が帰っていました。極寒のフィンランドには車が凍結するのを防ぐ機械が駐車スペースにあって,それを使用する先生はお金を払っています。朝,学校に車で来たら,その車を温めておいてくれる機械のコードを車につなぎます。そして,タイマーをセットします。例えば3時にセットしておくと,3時前から機械が車を温めておいてくれて,すぐにエンジンをかけられるようにしてくれる,という感じです。だから,私を家まで送ってくれていた先生はその設定した時間に間に合うように帰っていました。間に合わないと車が凍るからです。それが一番遅くて3時でした。休暇を取らない限り,日本で3時に帰ることなど無い私は「帰るの早!!」と毎回思っていました。

特に2時に授業が終わったら即帰れるなんて羨ましい限りでした

ちなみにフィンランドの同僚の先生も,ホストファミリーも平日の夜に遊びや趣味を楽しんでいました。ダンスレッスンに行ったり,スキーや乗馬に行ったりしていました。放課後に時間がたくさんあるので,子どももたくさん遊べていました。私はホストファミリーの10歳の子と家でおしゃべりしたり,トランプしたり,雪で遊んだりしていました。平日の夜にホストマザーにスキー,乗馬,スポーツジムに連れて行ってもらいました。

フィンランドで他にびっくりしたのは,クラスや日によって登校時刻が違ったことです。ホストファミリーに小学生,中学生,高校生がいましたが,彼らは日によって8時スタート,9時スタート,10時スタートと登校時刻が違いました。「明日の授業は10時からだからゆっくり寝れる」みたいなことを言っている日があり,「日本人の子どもや教員が聞いたら羨ましがりそうだな(というか私は羨ましい)」と思いました。

やっぱり,日本人は働き過ぎでは?

と改めて思った各国の学校のタイムスケジュールでした。最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

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