日本についての授業記録 in 海外②JAPANクイズ1

海外の学校でインターンシップ

日本について楽しく授業するにはどうしたらいいだろう?

クイズを出されると答えたくなるのは老若男女問わず万国共通(だろう)ということで,自分が楽しく授業できるように,海外の子どもが日本について楽しく学べるようにと授業にクイズを進んで取り入れました。

ぷによるJapan Quiz

↑スライドを横にスクロールして見ることができます。全てフリー素材を使って作りました。ありがたい時代です。

クイズをするときに使える英語

  • Let’s have a quiz. クイズをしよう。
  • I’ll quiz you on Japan. 日本についてのクイズを出します。
  • How many think it’s A? Aと思う人は何人いますか?
  • Raise your hand if you think A. Aと思う人は手を挙げて。
  • Hands up if you think A. Aと思う人は手を挙げて。
  • What do you think? あなたはどう思う?
  • It’s a quiz, so just guess! クイズだから当ててみて!
  • This is the most difficult/ the easiest one. これが一番難しい/簡単です。
  • Many think A is the answer. たくさんの人がAが答えだと思っていますね。
  • Oh, no one thinks it’s A.  あら,Aと思う人は誰もいないんですね。
  • The answer is …… A! 答えは……Aです!
  • (寿司のクイズをしたあとに)Have you tried sushi? Do you like sushi? 寿司を食べたことがありますか? 寿司は好きですか?
  • Great! Well done! すばらしい!よくできました!

クイズを作って出題するまでの流れ

  1. 誰に出すクイズなのかを考える(海外に住む,日本についてまだあまり知らない小学生を想定)
  2. 海外の子どもが知っていそう,知らなそうな日本のことを書き出す
  3. 日本について情報収集をしたり,参考になるクイズを探したりする
  4. 基礎から発展っぽいものまでクイズを作る
  5. 英訳する(ネイティブの人に確認してもらえたら理想的)
  6. 楽しくクイズを出す

私はクイズを出す前に「今から日本クイズをします。その前に日本について知っていることを教えてください。間違っていても大丈夫です。」と言うようにしました。Before the quiz, please tell me what you know about Japan. It doesn’t matter if you’re wrong.
子どもからは「桜がたくさん咲いている」「面白いアニメがたくさんある」「食べ物がおいしい」などの返答をもらいました。それからクイズスタートです。Let’s start the quiz!

クイズを出して何人か手が挙がればできるだけ全員を当てて答えてもらいました。どの答えを言われても“Maybe.たぶんねと言ってはぐらかしておきました。子ども達の手がなかなか挙がらないときは“How many think it’s A?(Aと思う人?)””Raise your hand if you think A.(Aと思う人は手を挙げて)”と言うと参加しやすいと思います。“What do you think?(あなたはどう思う?)“と当てるときもありました。子どもの性格や学級の雰囲気にもよるかもしれませんが,子どもが恥ずかしがっているようなら“It’s a quiz, so just guess!(クイズだから当ててみて!)”と「間違っても大丈夫,ただのクイズだから!」と言うと安心感があるかなと思います。

クイズを考えるのも出すのも楽しかったです。日本について自分自身の勉強にもなりました。例えば,年越しそばを食べる理由を私は「健康や長寿を願う」しか知りませんでした。インターネットで調べて「そばは切れやすいので不運や苦労,災厄を断ち切ることを願って食べる」という理由もあることを初めて知りました。はじめは,この両方の理由を海外の子どもに教えるつもりでしたが,日本在住のイギリス人の方に「海外の子どもには難しいかもしれない。情報が多すぎるから長生きの意味だけでいいと思う」とアドバイスをもらい,「確かに」と思って削除しました。8歳から15歳までに日本の授業をしたので,クイズの量や難易度は子どもの年齢によっても変えました。しかし,楽しく考えられたらOK,間違えてもOKなクイズなので,漢字だらけのクイズなどでなければ,難易度はそこまで気にしなくてもよいと思いました。

クイズを出して,答え合わせの後に「あなたの国の人口は?」「寿司,食べたことある?」などの質問をしたり,必要に応じて補足説明をしたりして授業しました。難易度や日本らしさを考えつつ作ったクイズは私が海外で初対面の子ども達相手に授業する上で欠かせないツールでした。ありがとうクイズ。

最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

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