ホストファミリー話③アニオタでよかった

海外生活いろいろ

約1年間の海外生活。転々とホームステイをしました。その1軒目のおうちは60代のインド人ご夫妻。ホームステイが決まったときに「その家に子どもが居たらよかったのにねぇ」とイギリス人の英語の先生に言われました。「その方が教員として家庭のしつけや子どもの考え方とか学ぶことが多いだろうし,英語力アップにもなったのに。大人同士の会話で使う英語と,大人と子ども間の会話は違うから」と。例えば,「おなか」と言うときに普通はstomachを使いますが,幼い子どもにはtummyを使うといった感じです。

私がホームステイしたご夫婦のお子さん達は既に家を出られていたのですが,週に2~3日はかわいい孫達がやってきました。よく来る孫は当時13歳の中学男子と2歳の女の子でした。

ホームステイ初日のことです。ホストマザーが駅に迎えに来てくれました。フレンドリーで親切で気の利く素晴らしい方だったのですが,やはり私は緊張していました。その夜,ホストマザーの娘が孫2人を連れてくるということで,さらに初対面の相手が増えることに緊張。しかも中学生の男の子はあまり人と話すのが得意ではないらしい,とのことで「大丈夫かな私・・・」と思っていました。

でも,よかった。彼は日本アニメオタクでした。最高でした。ワンピース,ナルト,東京リベンジャーズ,ブリーチ,ドラゴンボール,呪術廻戦など,私が分かるアニメばかり!アニメ大好きでよかった!と心底思いました。彼は記憶力がよく,マシンガントークでいろいろなアニメについて語りました。彼の英語ははやすぎて私の英語力ではついていけなかったのですが,分かる英単語やキャラクター名を拾ってどうにか理解しようと努めました。何しろ自分には本場日本で見たアニメの知識があるのだから!でも彼の方がよほど詳しい気がしました。日本のアニメが海外でも大人気なのは知っていたのですが,こんなに熱く語る外国の人に初めて会ったので嬉しかったです。そういえば,ある日,彼はナルトのTシャツを着ていました。

海外に行って初めてできたお友達はこの中学生です。その後もとても親切にしてくれ,私達はアニメの話をたくさんしました。単独で海外に行ったので現地の人の優しさはいちいち身にしみます。本当に感謝しています。

そして,自分がアニメをたくさん見ていて本当によかったと思いました。素晴らしいアニメを製作,放映してくださっている方々に感謝感謝です。これからもたくさん見ます。最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

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