日本についての授業記録 in 海外④縦書き・名字が先

「日本と違う!」

海外の人の前で縦書きで2行以上書くと喜ばれる

ということを発見しました。イギリス,フィンランド,ニュージーランドの学校にて,「普段はあなた達のように左から右に横書きしますが,私が日本で国語の授業をするときは上から下,右から左に書きます。」と言ったのですが,口頭だけではよく分からないので実演することにしました。

「私は・・・」を書き始めただけで”What?”と不思議がる声や”Wow.”のような驚嘆の声が聞こえてきて「こんなに反応してもらえるとは」と面白かったです。縦書きに驚く,というのが日本人には新鮮な感覚でした。

縦書きの実演の際,改行の雰囲気が伝わるように「私は~です。よろしく。」を2行に渡って書くようにしました。そして,英語の説明を付け加えました。

縦書きの実演で伝えたこと

上から下,右から左に書くこと

・英語だとI’m 名前.だが,日本語だとI 名前 amの語順になる。このように英語と日本語は文法が違うので,私や多くの日本人にとって英語を学習するのは難しいこと

日本では名字を先に言うこと(ハリー・ポッターがポッターハリーになるような感じ)

これらはイギリス,フィンランド,ニュージーランドと日本で大きく違う部分なので興味をもってもらえました。

Explanation in English

I usually write sentences from left to right like you, but when I teach Japanese, I write sentences from top to bottom, from right to left. I’ll show you a demonstration. Like this.

私 means “I” , this(孫) is family name, this(悟空) is first name, and です means “am”. We say “I, family name, first name, am.” in Japan. English grammar is very different from Japanese grammar, so English is difficult for me and many Japanese to learn.

In Japan, we say our family name first like “Potter Harry”, not “Harry Potter”.

横書きと縦書きが混在する日本で生活する我々には当たり前でも,日本語が書かれたTシャツを海外で見ることが増えても,縦書きの実演は喜ばれたのでおすすめです。

最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

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