学級担任パートタイムで分担制*イギリス

「日本の学校と違う!」

イギリスとニュージーランドの学校で「学級担任が週2~3日だけ学校に来る」という制度にとても驚きました。例えば月曜から水曜はA先生,水曜から金曜はB先生が学級に来るという制度です。午後から来る先生も居ました。イギリスの学校は担任のイニシャルがクラス名に付いていました。例えば,3年生のクラスで担任がSmith先生1人なら,「3S」となり,担任がSmith先生とBrown先生の2人なら「3SB」となります。クラスによって担任が1人だったり,2人だったりしました。

この担任パートタイム制度を日本で見たことがない!このシステムいいね!」とイギリスの先生に言いました。その方は小さいお子さんが2人いるママです。その方に「じゃあ子育てしている人はどうするの?」と訊かれました。

・・・・・・・・。

「・・・ただ頑張ってる。私の同僚の先生で,子育てしている人達は,ただ毎日仕事も子育ても頑張ってる。保育園に預けたり祖父母が手伝ったりしていると思う。私の両親も教員で忙しかったから,私は小中学生のときに祖母の家に帰っていた。」と言うと,「つまり,グランマ(おばあちゃん)のような人が必要ってことね。」と言われました。「あー・・・そう・・・なのかな・・・。」もごもご・・・。

イギリスで「保育園の料金が高い」はよく聞きました。それもあって,「週の半分は子どもと家で過ごしている」と言っている先生が居ました。それから私のホストファザーとホストマザーは退職後,幼い孫(1歳と2歳)の世話をほぼ毎日していました。保育園の料金が高いから娘夫婦,息子夫婦の負担を減らしたいし,もちろん孫がめちゃくちゃ可愛いのでたくさんお世話していました。

自分が教員として働き始めてすぐ感じたことは,「教員しながら子育てしている人は人間じゃない。鉄人だ!」でした。当然ながら仕事と子育ての両立が大変なのは教員に限らないし,女性にも限りませんが,育児女性の73%が「仕事と両立」…就業女性、過去最多3035万人というのはすごいなと思いました。

強い女性は非常にかっこいいと思います。最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

タイトルとURLをコピーしました