教員が長期間海外に行く方法4つ
私が検討したのは以下の4つです。
- 日本人学校
- 青少年海外協力隊
- 社会人留学
- インターンシップ
私は上記の4つを検討した結果,
一生に一度しか海外生活できないかもしれない
と思って今回はインターンシップにしました。今後も海外生活できるのであれば他の3つの方法も実践したいです。それぞれの方法について,今回は選ばなかった理由,この方法もいいなと思う理由についてまとめました。
1.日本人学校
【日本人学校を選ばなかった理由】
- 日本語を使わない環境,日本の学校と違う環境で働きたかった。
- 行く国を自分で選びたかった。
- 2年間も日本を離れる度胸がなかった。
- 申込後に選考があり,選ばれたとしても数年後の場合がある。私はすぐに行きたかった。
【日本人学校もいいなと思う理由】
- 私が知っている日本人学校経験者の先生はみんな「行ってよかった」と言う。
- 収入がある。
一緒に働いた先生方の中に日本人学校で働いたことがある先生方がいて、実際にお話を聞くことができました。私が知っている先生方が行かれたのは、アメリカ、中国、ブラジル、シンガポール,スリランカです。
上海に行かれた先生が上海滞在中にお宅にお邪魔することができました。広いおうちに2人のお子さんと住んでいて、先生はもちろん,お子さん達にとっても貴重な体験になっているなぁと思いました。お子さんは学校で中国語を習う授業があるとのことでした。
現地で言葉を習えるのはとてもうらやましいですね。
ブラジルに行かれた先生は,元々バレーボールをされていて、現地でもプレーしていたというのがかっこいいと思いました。日本でも海外でも仕事以外のコミュニティに所属するのは大事だと思うからです。
私はイギリスでボランティア団体に入りました。
スリランカに行かれた先生から1番いろいろな話を聞きました。英語が苦手でも海外挑戦して現地で覚えたそうです。スリランカを拠点に近隣国へ旅行した話や、「それは日本だったらやったらいけないことでは?」と思うドキドキする話をしてもらいました。自分が経験したことがない話や日本では経験できない話は、いつ、誰から聞いても面白いです。そして「自分もしたい!」と思うものが多いです。
ある先生から「日本人学校では、いかにも日本らしい教育や行事が求められる」と聞きました。例えば日本人が「運動会」と聞いてイメージする「大体こんなもの」というものがあると思います。それをできるだけ海外でもやるイメージです。
「日本語を使わない環境,日本の学校と違う環境で働きたい」という私の渡航目的に合わないと判断し,選びませんでした。
私は「日本人学校に興味がある」と学校長に相談したところ,すぐに募集要項を用意してもらえました。興味がある方はとりあえず管理職に話してみるのはいかがでしょうか。インターネット上にも情報が多く,経験者の方の投稿記事もあります。今回の記事を書く際に参考にしたサイトは以下のとおりです。
参考サイト:在外教育施設派遣教員について 日本人学校は絶対に行くべき! 日本人学校派遣に関するFAQ
2.JICA海外協力隊
【JICA海外協力隊を選ばなかった理由】
- どうしても住みたい国があったがJICAの派遣先に入っていなかった。
- 2年間も日本を離れる度胸がなかった。
【JICA海外協力隊もいいなと思う理由】
- 開発途上国でボランティア活動をしたい。
- 経験者の人から「行ってよかった」と聞いた。
- 収入がある。
私の同僚に1995-97年にパキスタンで活動された方が居ます。20年近く経った今でもヒンズー語が話せて,先日は警察から通訳を頼まれていました。かっこいい・・・。
その先生はパキスタンの職業訓練センターで現地の人に裁縫を教えていたそうです。当時「仕事をする」という意識の女性が少ない中,そういった女性に「手に職をつける」ことを目指した活動でした。私は前から海外生活に興味があると話していたので,海外協力隊に参加するように何度も勧められました。
わすれられない思い出があるのよ。
「現地の子どものおうちに呼ばれて,お母さんがカレーやピラフを作ってくれた。そのときに,そのお母さんが50ルピーくれて。断っても断ってもお金をくれたの。50ルピーあればマンゴーが1キロ買えるのに。にわとり1羽が70ルピーで買えるのに。貧しいはずなのに『お客さんだから』とお金を渡されたの。」
異国の地での親切は特に心にしみますね。。。
説明会に行き、別の経験者の方とお話したこともあります。説明会はオフラインでもオンラインでも行われているので興味がある方は気軽に参加されることをおすすめします。質問しやすい雰囲気です。
JICA海外協力隊ホームページ 派遣先の国と職種が第3希望まで選べます。
3.社会人留学
【社会人留学を選ばなかった理由】
- 学生として学ぶより教員として学校で働きたかった。
【社会人留学もいいなと思う理由】
- 社会人がもらえる留学奨学金がある。
- 行く国を自分で選べる。
- 重点的に外国語の勉強ができる。
数社から無料で資料を取り寄せました。興味があれば「まずは資料請求」をおすすめします。
私は留学するなら日本人が少ないところを選びたいです。
4.インターンシップ
【インターンシップを選んだ理由】
- 「外国の小学校で働きたい」という私の渡航目的に合っていた。
- 行く国を自分で選べた。
- 行く国を複数選ぶことができた。
- 申込前でもメールや電話で気軽に何度も質問できた。
- 実際に本プログラムに参加した先生にメールで質問することができた。
【選ぶかどうか悩んだ理由】
- 事前に支払う金額が高額だった。
- 対面で話を聞く機会がなかった(オンラインミーティングはあった)。
お世話になったエージェントはインターナショナル・インターンシップ・プログラムスです。私のインターンシップ生活については海外の学校でインターンシップカテゴリーに投稿しています。
海外生活に少しでも興味があれば
- とりあえずインターネットで調べる。
- とりあえず無料資料請求する。
- 実現するかに関わらず管理職に早めに伝える。
「海外で生活したい!」方法の選び方
- 自分の海外生活の目的を決める(なぜ海外に行きたいのか)。
- 自分で調べた方法の長所,短所をまとめる。
- 自分の目的に合っているかで決める。
結局は「どうしても行きたいのかどうか」で決まるのかなと思います。
学生さんや若い人なら「交換留学」や「ワーキングホリデー」も選択肢に入るのではないかと思います。
最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=