【英語力向上】小学校でのインターンシップ

【英語力向上】小学校でのインターンシップ 海外の学校でインターンシップ
【英語力向上】小学校でのインターンシップ
海外の小学校イメージ画像

英語力を伸ばしたい人は,海外小学校でのインターンシップをおすすめします。英語でなくても外国語を学びたい人に「小学校でのインターンシップ」はおすすめできます。教員かどうかは関係ありません。私はいろいろな教室に入って子どもの学習活動を手伝ったり,遠足の引率をしたりしました。

小学校でのインターンシップでなぜ英語力が向上するのか?

  1. 子どもが話しかけてくれる
  2. 子どもと一緒に授業を受けることができる
  3. 小学校の先生の話は聞きやすい
  4. 小学校の学習内容は英語でも分かりやすい
  5. (おまけ)日本語の授業や日本語クラブを受け持つと強制的に話すことになる

1.子どもが話しかけてくれる

子どもから話しかけてくれたり,自分から話しかけたりして,子どもと話す時間は楽しいものです。楽しいと同時に,英語で会話するためにものすごく集中します。

といっても,幼い子どもは私の英語力を考慮に入れないので,早口でまくしたてられて,何を言っているのか分からなかったことも多々あります。高学年の子どもに「今の言葉はどういう意味?」と訊いて,別の言葉で説明してもらったことも多いです。その語彙力や気遣いにも感動しました。

私の英文法や発音が違っていて伝わらないこともよくありました。自分が話すより聞いている時間の方が多かったなぁと思います。「いつかこんな風に話せるようになりたい」と思いながら子どものマシンガントークを聞いていました。そして,会話が成り立ったときは内心とても喜んでいました。数か月経って,だんだん会話が成り立つことが増えてきて嬉しかったです。

2.子どもと一緒に授業を受けることができる

Year1~6(小学校1年生から6年生)のどの授業も,私自身の勉強になりました。

英語力向上という目的で言えば,特に「フォニックス」と「国語(English)」です。

フォニックスとは,ABCを「エー」「ビー」「シー」と読むのではなく,「アッ」「ブッ」「クッ」と発音するものです。正確にはカタカナで表記するのはだいぶ難しいと思います。フォニックスを知っていると初めて見る単語でも発音が分かるものが増えます。

私は英語の発音を上達させたいのでYear1の子どもとフォニックスの授業を嬉々として受けていました。フォニックス指導を専門にしている先生の授業を受けられたので大変ラッキーでした。

日本の国語に当たるEnglishの授業では,語彙を増やしたり,文法を学んだりすることができます。例えば,アニメーション動画を見て,ある一場面の様子を英文で表します。そのときに,文を作る前に「動詞をたくさん挙げる」「形容詞をたくさん挙げる」「形容動詞をたくさん挙げる」という時間があって,子ども達が次々に発表したり,先生が付け加えたりします。その中から自分が使いたい単語を使って文を作ります。

こっそり歩く人のイラスト

例えば,主人公が音を立てないように歩いているシーンを見たとします。この場面だと動詞は「歩く」になるので,子ども達はいろいろな形容動詞を挙げます。「ゆっくり」「こそこそと」「しずかに」などです。このときに私の知らない英単語がたくさん出てくるので自分もせっせとメモしていました。

他にも,子ども達は「接続詞」「時を表す言葉」「感情を表す言葉」などを上手に組み合わせて文章を書いていました。Year4の子どもは類語辞典を引いて,語彙を増やしていました。このように語彙を集めて文を作る授業は日本の小学校でも行われるので親しみがある方も多いのではないでしょうか。英語でも自分でどんどん文を作って使える言葉や例文を増やしていけるといいなと思います。

3.小学校の先生の話は聞きやすい

特に低学年,中学年の先生(5歳~9歳のクラス)の英語は分かりやすかったです。

  • 一文が短い
  • ゆっくり,はっきり話す
  • 「この言葉は難しいかな?」と思う単語があったら先生が別の言葉に言い換えたり,子ども達と意味を確認したりする
  • 話すだけでなく,具体物,絵,図,文を同時に使っての説明や,実演が多い

これらの工夫は,まだ英語の理解に苦労している私には大変ありがたかったです。ゆっくり話してもらえるので私の理解が追いつく暇がありました。分からない単語があっても意味を予測できました。子どもに向けてゆっくり分かりやすく話しているとはいえ,ネイティブスピーカーの生の英語を聞き取れたときはいつも嬉しかったです。

4.小学校の学習内容は英語でも分かりやすい

日本語しか得意ではない私にとって,日本語で理解できないことが外国語で分かるわけがないので,高校化学や物理の授業は英語で聞いてもほぼ分からないと思います。しかし,小学校の学習内容は英語でも分かる人が多いと思います。特に算数の授業はそう思いました。言語に関係なく「1+1=2」は共通だというのは素晴らしいなと思いました。算数の文章題にもイラストが付いているので,英文とイラストをつなげて理解することができます。

また,授業では毎回同じ英語を聞くことができます。例えば,11月にかけ算の学習をしていれば,しばらくの間,”multiplication(かけ算)”や “three times nine(3×9)”のようなかけ算を表す英語を毎日聞くことになります。

先生達が行う本の読み聞かせも楽しみでした。子ども向けの本でも知らない単語がたくさん出てきて勉強になります。英語のイントネーション,発音,アクセントをライブで聞けるのも嬉しかったです。

(おまけ)日本語の授業や日本語クラブを受け持つと強制的に話すことになる

日本語や日本文化を教えるのはとても楽しかったです。なぜなら子ども達が喜んでくれたからです。そして,自分の英語力向上につながるので一石二鳥です。

まず,授業を考えて,話すことを英語で書きます。その際,自分のため,子どものために短い文を心がけます。それをホストファミリーにチェックしてもらいます。すらすら読めるように練習します。授業中はできるだけ英文を読まないようにしていましたが,そのまま読み上げることもありました。

私は同じ授業を8回ずつしました。1学年に2クラスあって,4学年で授業したからです。おかげで紙を見なくても言える英語が増えました。学習は繰り返し命。いつの間にか覚えた文が増えました。

よって,海外の小学校でのインターンシップは英語力向上におすすめです。

最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

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