ダントツ1位は風呂(ぜいたくを言えば温泉)
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計4つの家庭でホームステイしたり,語学学校の寮で生活したりしましたが,バスタブがなくシャワーのみだったり,バスタブがあってもシャワーのみで済ませていて風呂に入る習慣がなかったり,風呂にお湯をためても排水がスムーズではなかったり,水不足で街自体が水の使用を制限していたり,ホームステイの身でお湯をたくさん使うことに気を遣ったりと,日本のように毎日風呂に入りやすい状況ではありませんでした。しかも私は末端冷え性で,特に寒かったイギリスとフィンランド滞在中は本当に風呂が恋しかったです。温泉はぜいたく過ぎるとして,せめて銭湯があったらなぁと思っていました。免疫力向上,睡眠の質アップ,美容効果,メンタル安定のためなどなど,風呂の効果を語るYouTubeを見るたびに「入りたいのに入れない(入りにくい)・・・」と嘆いていました。実は足湯をするために折りたためるバケツを買ったのですが,スーツケースがぱんぱん過ぎて泣く泣く日本に置いてきたのを心底後悔しました。
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日本の風呂文化,素晴らしい♨
納豆(恋しかった食べ物のダントツ1位)
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毎日食べたい納豆。私は和食を1年間食べなくても大丈夫,ですが,食べられるなら納豆はぜひ食べたかったです。体にとても良くて美味しい,しかも値段が手ごろな最強食材。しかしイギリスのアジアンマーケットでやっと見つけた納豆は普通の3パックが冷凍されていて5ポンド(約960円)。「納豆が1000円!!??高級すぎる!」と驚愕し,買いませんでした。
フィンランドからニュージーランドに行く間に飛行機の乗り換えのために東京に寄ったときに,ここぞとばかりに,すき家で納豆,ごはん,みそ汁を食べました。めちゃくちゃ美味しかったです。
人とはオンラインで話せる
海外にいるときに「日本が恋しいでしょ?早く家族に会いたいでしょ?」と言われるたびに思ったこと。
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それよりも風呂に入りたい
家族や友人とはLINE,メール,ZOOMのおかげで連絡が取れます。ビデオ通話できます。便利な時代で感謝です。しかしどんなに便利な時代でも風呂や温泉はオンラインでは無理。本当に風呂はダントツ1位で恋しかったですね。
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今,その場で話せる人と経験を優先する
1年間という期限付きで海外生活していたことと,複数の国に行ったことで,「今,ここでしかできないことは何か」という思考回路になっていました。そのせいか日本のもので恋しいものはあまりありませんでした。それに私が行った国は比較的安全で,その国の食事や文化など,観光が楽しめるような国ばかりだったからというのもあると思います。「たった1年だから我慢できたのではないか」と思う部分もありますが,せっかくの海外生活だったので,今しか会えない人,ここでしか食べられないもの,ここでしか経験できないことを逃していないかとレーダーを張っていたおかげで充実感があったと思います。そして国ごとによさがあるものの,日本にはやっぱり素晴らしいものがたくさんあるなと思ったのでした。
最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=