もちつきで帰国を実感

*日記・雑記*

12月30日,餅つきに参加しました。同じ英会話教室の生徒さんのおうちで,生徒さん家族や友達などが集まりました。日本人,アメリカ人,南アフリカ人,中国人,アラスカ人が集まって,初めて海外の人と餅を丸めました。

今は日本人ですら餅つきや餅を丸める習慣が減っていると思うので,海外の人には特に貴重な経験になったのではないかと思います。私も祖母が健在だった頃は毎年餅つきがありましたが,もう何年もやっていなかったので久しぶりの餅つきでした。

つきたての餅って最高においしい・・・と思いながら,気付きました。自分が今年初めて餅を食べたことに。もう年末も年末の12月30日に。

1年前の12月30日,私は日本に居ませんでした。イギリスにホームステイ中だった私は年末らしいことは何もしませんでした。日記を見てみると,1月2日にイギリスを出るためにとにかくスーツケース詰めが忙しかったことしか書いていませんでした。

だから余計,久しぶりの餅つきに感慨深さがあったのかもしれません。餅つきの準備中,お友達が海外の人に鏡餅について英語で説明をしていました。「年神様にそなえるから毎年餅をつくのよ」と。私は自分も日本人のくせに,なんだか新鮮な気持ちでその説明を聞いていました。

つきたてのお餅をいただいた瞬間、その柔らかさとほのかな甘みに感動しました。「日本に帰ってきて良かったなあ」と思いました。改めて、日本の文化や食べ物、そして人々とのつながりの温かさを感じられる年末に感謝しました。日本を離れたのはたった一年だというのに。

今年は私にとって、海外での生活を振り返りながら、新たなスタートを切った年でした。海外での経験は貴重ですが、日本の良さを再発見する機会もたくさんありました。餅つきもその一つです。

2025年、さらに充実した一年にするために、この「日本らしさ」と「海外で得た新しい視点」を大切にしていきたいと思います。餅つきに集まった海外の人たちも除夜の鐘や初詣といった年末年始ならではの日本の行事を楽しむそうです。

そういえば,去年の12月にイギリスの小学生に「日本では多くの人が大みそかにそばを食べます。なぜなら・・・」と日本の年末年始について授業を何度かしました。あれからもう1年経つのか・・・と時のはやさにびっくりします。懐かしく思い出しながら今夜,年越しそばを食べようと思います。

皆様もよいお年をお迎えくださいm(_ _)m

タイトルとURLをコピーしました