「日本の学校と違う!」と思ったことクイズ*イギリス①

「日本の学校と違う!」

イギリスの小学生にクイズを出しました。

私はこれを見て驚きました。なぜでしょう?

I was surprised to see this. Do you know why?

イギリスの小学校にある共有文房具

This is because every student is supposed to have their own pencil case, pencils, an eraser, pens, a ruler, scissors, and a glue. Children or their parents are supposed to write children’s name on everything. Students are expected to take care of their stationeries.

このクイズは簡単だったようで,「日本では子ども達が自分の文房具を使うから」といった答えが返ってきました。「正解です。入学したときから,自分の筆箱,えんぴつ,消しゴム,ペンや色えんぴつ,じょうぎ,はさみ,のりを持っています。」と言って,写真を見せました。「そして,子どもや保護者が全てのものに名前を書いて,子どもが自分で管理します」と話しました。

私がお世話になったイギリスの小学校ではYear5までは机の上に共有の文房具が載っていました。大体4~6人で1セット使っていました。Year6はノート類と文房具を一緒に大きいプラスチックバッグに入れていました。持っているノートや文房具は学校で買っているのでみんな同じです。

共有の文房具を最初に見たとき,「えっ,自分の筆箱がないの?」と驚きました。これまでの日本での小学校生活において,筆箱に入れる文房具が決まっていて,家でえんぴつをといできて,全てのものに記名があって,筆箱は家と学校を毎日往復するものであるのが”私の当たり前”だったからです。

違いを見付けて面白かったし,「学校が買っているから保護者の負担が減るだろうなぁ」と思いました。担任の先生に訊いてみたら「教師にとっても同じ物の方が指導しやすい」と言っていました。なるほど,と思ったのですが,

時々,ペンやのりを使った後にふたをしなかったり,床に落ちていてもそのままだったりする姿を見ることがありました。先生達は「学校の物,みんなの物を大切にする」「無駄遣いしない」「片付ける」といったことを指導しています。でも子ども達にとって「自分の物」ではないので,「文房具を大切にする」という意識を育てるのは少し大変かもしれないと思いました。

日本の教室では,誰かがのりのふたをなくしたら,のりが使えなくなるから探すよなぁ,そういえば,今まで日本で教えてきた子ども達で,使い終わった後にのりのふたをしなかった子どもは思い浮かばないなぁ,だって,のりが乾いたり,引き出しの中がベトベトになったりしたら困るもんなぁ,とそんなことに気付いた「みんなで使う文房具」でした。

イギリスの小学校では絵の具も学校が用意したものを使っていました。絵の具を使う授業をあまり見なかったので,使う機会が少ないのも個人で持たない理由かもしれません。絵の具セットも習字道具も裁縫セットもそれぞれ持っている日本の子どもと違うなぁと思いました。

最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

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