ニュージーランドで広さを表すならもちろん

「日本と違う!」

日本だと「東京ドーム何個分」「甲子園球場何個分」というように「このくらいの広さですよ」という例えで野球が使われることが多いですね。ニュージーランドに来てホストファミリーの家で新聞を見て「さすが」と思ったのは,広さを表すのに「ラグビー場200個分」と書いてあったことです。

さすが国技。さすがオールブラックスの国。

新聞には「ラグビー場200個以上に相当する広さにおいて,特色ある住居(モダンな家ではなく昔からあるような家)を保護するという提言があった」ということが書いてあります。ラグビー場200個以上ってだいぶ広そうですが,そもそもラグビー場1個はどのくらいの広さなのか。

ラグビーのコートは、自陣ゴールラインと敵陣ゴールラインの間が94m~100m、インゴールの奥行が6m~22mと定められています。
つまり合計の長さは100m〜122m
そして横幅は68m~70mとなっています。

【ラグビー】コートの大きさ|規定のサイズを知っておこう! https://sposuru.com/contents/sports-trivia/rugby-coat/

では東京ドームは?

面積の基準としてよく使われているのは建築面積で、46,755平方メートルです。
容積は124万立方メートルです。

東京ドームについて https://www.tokyo-dome.co.jp/faq/dome/

では甲子園球場は?

スタンド:約22,600m² グラウンド:約13,000m² その他:約2,900m²
総面積:約38,500m²
(本塁-中堅118m 本塁-両翼95m)

阪神甲子園球場 https://www.hanshin.co.jp/koshien/stadium_guide/seat.html

個人的には「球場何個分」と言われてもどのくらいかよく分からず「広いって言いたいんだな」と思う程度です。

「東京ドーム何個分」という表現は毎回「よく分からない」と思いつつ,困ることはなかったのでスルーしてきました。しかしニュージーランドの新聞を見て

ラグビー場200個分は東京ドーム何個分なのだろう?

と気になったので計算することに。

ラグビー場を100m×70m=7000平方メートルとして,それが200個あるから7000平方メートル×200=1400000平方メートル。東京ドーム46755平方メートルで割ります。1400000平方メートル÷46755平方メートル=29.9433216となり,ラグビー場200個分は東京ドーム30個分です。つまり,「ニュージーランドの首都ウェリントンで東京ドーム30個分の広さにおいて,特色ある家を保護するよう提言があった」ということになります。へぇ。日本人としてこの言い方に慣れているからか,東京ドーム30個と言われた方が広そうな気がしました。

ニュージーランドのホストファミリーに質問したところ,やはりラグビー場の大きさは大体みんな分かるので使われているそうです。日本にはそういう「国民みんなが大体分かるサイズの広いもの,大きいもの」は無いような気がしますがどうでしょうか。ニュージーランドは広さを表すのに国技のラグビーを使っているので,「日本の国技は相撲。では相撲場の広さだったら?」と調べてみました。

大相撲では、一辺が6.7メートルの正方形に土を盛り、その中央に直径4.55メートル(15尺)の円が俵で作られています。

サイズ.com https://www.sizekensaku.com/sports/sumo.html

6.7×6.7=44.89なので,大体45平方メートル。広大な場所を示す基準としてはやはり小さすぎます。では両国国技館ならどうか。

敷地面積は約18,500㎡

TOKYOイチオシナビ https://www.chiikishigen.metro.tokyo.lg.jp/

18500平方メートルなら東京ドーム0.4個分。東京ドーム1個にはラグビー場が6.7個,両国国技館にはラグビー場が2.64個入ります。この知識が役に立つのかよく分かりませんが(ニュージーランドの人に広さを説明するときに役立つかも?),最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

ニュージーランドといえば憧れのオールブラックス
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