3月6日,ウェリントンのZEALANDIA(ジーランディア)に行きました。野生生物保護区で広大な森林が広がり,川や湖があります。希少な鳥,爬虫類,植物,樹木などを見ることができます。様々な鳥の鳴き声,川の音,セミの鳴き声を聞きながら森林浴することができました。
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トカゲ大好きな私はTuatara(トゥアタラ)という”living fossils(生きた化石)”に会いたかったのですが今回は会えませんでした。いつかまた会いに来たいと思います。
同僚の方は先月見ることができたそうです。
Tuataraには会えませんでしたが,鳥にはたくさん会えました。私のスマホではきれいに写真が撮れなかったので写真はフリー素材のものです。
ニュージーランド固有種の鳥
Takahē タカヘ
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大きいニワトリくらいの大きさで,結構「どーん」とした存在感がありました。飛べない鳥で,絶滅危惧種です。濃い青,緑がかった青,紫っぽい青のようなグラデーションと,朱色のくちばしのコントラストが見事です。
Fantail ファンテイル
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名前通り,fan(おうぎ,扇子)のようなtail(しっぽ)です。すずめくらいの大きさで,あまり一所にとどまらず忙しそうでした。ウェリントン動物園でも自由に飛んでいました。扇のようなしっぽはもちろん,まゆげみたいな白い模様や,羽の白い斑点もおしゃれです。
North Island saddleback ノースアイランド サドルバック
黒い体と赤い模様のコントラストがとてもきれいです。ファンテイルと同じ木で3羽見ました。すずめくらいの大きさで,バタバタとあっちの木,こっちの木と飛んでいました。
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サドルバックは日本だと「セアカホオダレムクドリ」と呼ばれるらしいです。背中が赤い,ほおが垂れている,という「見たまんまだな!」と思いました。サドルバックという英語名は背中(バック)に馬の鞍(サドル)をつけているような模様があるからで,面白いネーミングだと思いました。確かにサドルが付いているように見えます。
Tūī トゥイ
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喉の白いフサフサのおかげで,鳥に詳しくない私ですらTūīと分かるほど他の鳥と見分けやすいです。鳩くらいの大きさで青味がかった羽が美しいです。ZEALANDIAだけでなく,ウェリントン動物園とウェリントンの公園を散歩中にも見ました。
Kākā カカ
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見た瞬間「でか!」と思った茶色いオウムで,鳴き声も大きく,けたたましかったです。ペットではないオウムを初めて見たので感動しました。
ニュージーランド固有種ではないが
California quail カンムリウズラ
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草むらにうずくまって座っていたのでじっと眺めていたら,おなかのあたりがもぞもぞと動きました。おなかの下から赤ちゃんカンムリウズラが顔を出しました。森は寒かったので「あったかいんだろうな,羨ましい」と思いながらさらに眺めていると,なんと赤ちゃんは2羽いました。野鳥の親子を見たのは初めてでした。ちなみにあごとほほの辺りが黒いとオスです。ニュージーランド固有種のウズラは絶滅してしまったそうです。
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森の中ですが歩きやすい道が作られています。たくさんのボランティアの方が掃除していました。散策できる道が複数あるし,日や時間によって出会える生き物が違うので何回でも行きたくなる場所でした(約2000円の料金がもっと安いとありがたいですが森林保護,野生生物保護は大変なのだろうなと思います)。最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=