CATS~華やかな猫たちが踊る、圧巻の舞台~

アート・舞台・音楽鑑賞

ロンドン滞在中、楽しみにしていたミュージカルのひとつが『CATS』です。今回観たのは、リージェンツ・パーク・オープン・エア・シアター(The Regent’s Park Open Air Theatre)での公演です。リージェンツパークに行くのも、屋外劇場で観るのも初めてでワクワク。ちなみに私は有名なのに映画も見ておらず『CATS』のことはほぼ何も知らずに観に行きまして、「Memory」の歌が始まったときに「これだったのか!」という感じでした。→♪歌Memoryはこちら

CATSとは

ミュージカル『CATS』は、アンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲し、1981年にロンドンで初演された作品です。T.S.エリオットの詩集『Old Possum’s Book of Practical Cats』をもとに、個性豊かな猫たちの世界を描いています。2019年には映画化され、ジェームズ・コーデンやテイラー・スウィフト、ジュディ・デンチ、ジェニファー・ハドソンなど豪華なキャストが出演しました。ミュージカルは世界各地で上演され、長く多くの人に愛されています。

まずは注意点ですが、もしリージェンツ・パークの屋外劇場に行くなら30分~1時間前に着くつもりで行くのがちょうどよいくらいです。なぜならリージェンツ・パークがものすごく広く、劇場までかなり歩くからです。

CATS~華やかな猫たちが踊る、圧巻の舞台~

早めに行っても公園内にも屋外劇場にも食事やドリンクを楽しめる場所があります。何より公園自体とても美しく散策が楽しいし、どこまでも続くような緑豊かな景色の中に、池が複数あり、色とりどりの花が咲き、バラ園まであります。

CATS~華やかな猫たちが踊る、圧巻の舞台~

水着を着て寝そべったり読書したりする人たちや、走り回るリスたちを横目に日本では見ないなあと思いながら劇場を目指します。

CATS~華やかな猫たちが踊る、圧巻の舞台~
CATS~華やかな猫たちが踊る、圧巻の舞台~

8月14日19:45開演を観ました。開演時間が遅いのはイギリスの夏は日没が遅いからでしょうか。昼の公演もありますが、魅惑的な猫たちには夜の闇が似合います。

いよいよ開演です。いやあ、もう最初から最後まで、歌とダンスと衣装がすごかったです!みんな同じ「人間」だとは思えません。まさに猫に見えるし、何より美しい。実にマジカルでした。色や柄の違う全身タイツの衣装を身につけて、ものすごい勢いで踊り続けるので、汗が飛び散りライトを受けて光っていました。公演するたびに体重が何キロかか落ちているのでは・・・。それでも最後まで笑顔で踊りきる姿は、本当に圧巻、まさにプロでした。CATS公式サイトはこちら(舞台写真・キャスト写真)

CATS~華やかな猫たちが踊る、圧巻の舞台~

個性豊かな猫たちが次々と出てくる華やかな舞台で、こんなにいろいろなキャラクターに合わせて見た目だけでなく、歌やダンスまでキャラクターごとにしっかり描き分けているのがすごいですね。ほんの一部ご紹介。

  • Rum Tum Tugger(ラム・タム・タガー)セクシーなオス猫で、自信満々で、ちょっとチャラいです。客席を煽る仕草もあり、とにかくかっこつけます!でも、その「かっこつけ」がかっこよかったです。
  • Skimbleshanks(スキンブルシャンクス)電車オタク猫で、ここはもう、ノリノリで明るくて楽しいです。それまでとはまた違った雰囲気になって、客席までハイテンションな渦に巻き込まれる感じ。「猫なのに電車オタク」という設定がそもそも面白いのですが、とにかくこの場面の明るさと勢いはインパクトがありました。
  • 他にも2匹のセクシーな雌猫は妖艶でパワフル。いたずら好きの泥棒猫コンビの息の合ったステップ、ふとった猫たちのひょうきんな表情やダンスも忘れられません。不気味な猫Macavity(マキャヴィティ)もいました。

そして、今回の舞台で特に印象に残ったのが、Syllabub(シラバブ)の歌声でした。まだ幼さすら感じる若い彼女の歌唱力が本当に素晴らしかったです。体の芯まで高音が響いてくるような歌声に、客席はみな魅了されていたのではないでしょうか。Grizabella(グリザベラ)との歌の掛け合いも素晴らしく、二人の歌声にすっかり引き込まれました。後から調べてみると、海外のレビューでも、この2人の歌声が絶賛されていました。「やっぱり、そうだよね!」と、ちょっと嬉しくなりました。

そして、もちろん、『CATS』といえば「Memory」です。グリザベラの物語を見てきたからこそ、最後に歌われる意味が大きくなるこの名曲を生で聴くことができて感慨深いものがありました。→♪歌Memoryはこちら

最初から最後まで、歌、ダンス、衣装、照明、そして猫たちの存在感。すべてが圧倒的でした。人間が演じているはずなのに、覗き見ているのは本当に猫たちの世界。夜のリージェンツ・パーク、そして月明かりの下で踊る猫たち。腹の底からずんずんと音楽が響いてくるような生演奏の迫力。こんな環境で観る『CATS』は、まさに魔法のようです。最後はすぐにオールスタンディングになりました。

CATS~華やかな猫たちが踊る、圧巻の舞台~

ユニクロのミュージカルアイコンズ UTを着て観劇♪

最後までお読みいただき,ありがとうございました=^_^=

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